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イエメンという国
 

先日懐メロでシバの女王を久しぶりに聞きましたが、この曲の舞台はアラビア半島の南端の国のイエメンです。この国は山がちで、大きな岩の上に家が建っているのを写真で見た方もいると思います。

 

もう大分昔の話になりますが、仕事で何度か行ったことがあります。アラブ諸国の中でも石油もあまり出ず、当時アラブの中で見捨てられた感じがありました。

サヌアの街中にはライ病患者が横たわっていたのを覚えています。

しかしイエメン人はとても誇りが高く、アラブの中でもサウジイエメンは一目置かれていたようです。顔に刻まれた深い皴は何か高貴な感じさえします。

腰にはジャンピアという短剣を差しています。昔はこの短剣で闘ったそうです。

 

当時私は、貿易の仕事に携わっていて、商談で行ったのですが、現地代理店のイエメン人社長は英語が全く話せず、スーダン人の通訳を介しての商談となりました。しかしその通訳がいなくなると話が全く通じなくなってしまいます。

最後には、目の前のビンを右に動かすとYES,左はNOというようになりました。

なんとか奇跡的に商談がまとまると、いきなり立ち上がって付いて来いと手招きします。

車に乗り込んで、街の丘の方に向かって行きます。その方向には私の泊まっていたシェラトンホテルしかないのですが、どんどん進んで結局ホテルのなかに入っていきます。

 

早い夕食でもご馳走してくれるのかなと思っていると、レストランとは反対側のお店の中に入っていきます。壁には様々なデザインのジャンピアが掛けてありましたが、一番上にあったジャンピアを指さして、店員にあれをくれと言いました。(言葉は全く分からないので、たぶんそう言ったのだと思います)そしてそのジャンピアを私にくれたのでした。

後で聞いた話では、ジャンピアは勇者の印だそうです。

 

とても嬉しかったのですが、すぐに頭をよぎったのは、刃渡り30センチ近くあるジャンピアが成田の税関を通るかということでした。

前に書きましたが、その後の出張先のオーマンで自動車事故に遭い、日本に帰るときには頭を血の付いた包帯でぐるぐる巻きにしていたので、成田の税関職員の方も同情したのか、私の荷物まで持ってくれてすぐに通してくれました。

 

 

 

 

author:西川治男, category:ちょっと休憩−海外おもしろ事情, 23:52
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買戻し特約
 

気に入った物件が見つかり登記事項証明書を調べると、権利部(甲区)の所に買戻特約と書かれている欄があることがあります。

この買戻特約というのは、例えば甲から乙に所有権の移転をするが、ある一定期間内に甲が乙に売買代金と契約費用を支払えば、再び所有権が乙から甲に戻される特約のことです。

金銭消費貸借の担保として利用されることがあります。

登記簿には買戻特約の欄の次はブランク(空白)になっているはずです。

これは買戻特約が行使され所有権が甲に戻った場合の順位を保全するために、甲のために空けてある空白です。

 

この様な物件を購入すると、購入後に買戻特約が行使されると所有権が自分のものにならなくなってしまいます。

所有権移転の順位としては、甲の買戻特約の方が先順位だからです。

 

仮登記がある場合も同様に仮登記の欄の次はブランク(空白)になっています。

以前にも書きましたが、この仮登記もその後本登記されると、仮登記の順位が優先されるので、仮登記以降に所有権の移転登記をしているものは抹消されてしまいます。

 

登記事項証明書の甲区にこのような表記がされている物件を購入する場合は、あらかじめ司法書士によく相談すると良いでしょう。

 

author:西川治男, category:物件選択上の注意点, 21:03
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