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- マニラぺニンシュラホテル立てこもり事件(クーデター未遂)
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2007.12.20 Thursdayマニラぺニンシュラホテル立てこもり事件(クーデター未遂)
マニラで11月末に又クーデターが起こりました。
日本でもかなり報道されていたのでご存知の方も多いと思います。
戦車がホテルの正面玄関から中に突っ込むというショッキングな映像を繰り返し流していました。
最近に無い大胆な行動で驚いていると、実はこの戦車は政府側のポリスのもので、この時ホテル内にクーデターを起こした連中が立てこもっていました。
今回のクーデターの首謀者は、なんと以前オークウッドホテルでクーデターを起こしたのと同一人物で、トリリャネスという、前回のクーデター首謀の罪で拘置中に、その後の選挙で上院議員に当選した軍出身の人間です。
彼は、裁判所に行く途中、そのまま仲間の軍兵士と落ち合ってホテルに入り、そのまま立てこもったということです。
ポリス側の戦車がホテル内に突入し銃撃戦がありましたが、死傷者ゼロでいつものように何も無かったようにクーデターは収束しました。
私も今回ぺニンシュラホテルに行ってみましたが、壊された玄関の一部は壁で覆われ、クリスマスの飾り付けが成され、既に営業が再開されています。
ウェイターに聞いてみると、銃撃で大理石の柱や壁の鏡は壊されましたが、すぐに修復されたと言っていました。
クーデターを起こした人間が拘置中に上院議員に当選したり、警察側がすぐに戦車でホテルを壊して中に突入したり、その結果けが人が一人も出ずにクーデターがすぐに収束したり、大分お国柄が違うようです。
- 旧法地上権
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2007.12.07 Friday旧法地上権
物件を検索していると、数は少ないですが、占有面積の割に価格が安い物件にあたることがあります。よく見ると権利のところが所有権ではなく旧法地上権になっています。
この地上権とは借地権の一種で、建物所有を目的とし、その底地を借りる権利です。
借地権なので土地の所有者に毎月の地代を、地主へ支払わなければなりません。
旧法とあるのは、借地借家法は平成4年に改正されていますが、それ以前に設定されている借地権のことで、更新の際も引き続き旧法が適用されます。
従来、借地権の場合、更新の際に借り手の方が強く、貸し手(地主)側に不利な点があって、それらの不具合を是正するために平成4年に借地借家法が改正されました。
したがって旧法の借地権は、新借地権と比べて、借り手にとって有利であるといえます。
地上権の場合はその権利 を登記し、地上権の土地上の建物を第三者に売却したり転貸することも自由です。一方、賃借権の場合には、土地所有者の承諾を得なければなりません。
ですから地上権は賃借権と比べれば、所有権に近い強い権利であるといえます。
住宅ローンを申し込む場合、地上権の物件の場合、融資の制限がありますのであらかじめ金融機関に詳しく説明を聞いておく必要があります。
地上権の物件は所有権の物件と比べて、価格も安く、イニシャルコストを抑えられますが、デメリットの点もありますので、事前によく検討することが必要です。