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海外病院事情
 

海外病院事情

 

マニラに滞在中、友人の体調が急に悪くなって、病院に連れて行くことになりました。

受付でまともに順番を待っていると時間がかかるので、フィリピン人の知り合いに頼んで救急病棟に直接行けることになりました。

 

受付で待っていると、Tシャツ姿のフィリピン人の兄ちゃんが指をパチパチ鳴らしながら、鼻歌を歌いながらやって来ました。

なにやら汚らしい注射器を持っています。なんだろうと思っていると、まずは検査のための採血をするという。

いかにも衛生上問題がありそうだったので、友人は断固として注射されたくないと言う。

その旨を伝えると、不思議そうな顔をして、それならば自己責任で注射を拒否する旨の書類にサインしてくれと言う。

結局簡単な問診だけ受けてそそくさと帰ってきました。

 

病院といえば、私は中東のオーマンで頭を何針か縫う手術を受けたことがあります。

オーマンの首都マスカットから砂漠の内陸方向に100km程行った所のサラーラで商談があり、インド人、フィリピン人のセールスマンと3人で出かけました。

商談が長引き、サラーラを出る頃には辺りはすっかり暗くなっていました。次の予定があったので急いでマスカットに帰らなければなりません。

砂漠の中の一本道で、道巾は広いのですが街灯が全く無く、インド人のナジームは真っ暗な砂漠の中をヘッドライトの明かりを頼りにハンドルに噛り付いて運転しています。時速100k以上は出ていたでしょう。

 

車はワンボックスカーで、私は運転席の反対側に座って、疲れもあってウトウトとしていました。なにか胸騒ぎがして目を開けると、いきなり道路に積まれたレンガが目の前に迫ってきます。

ナジームが急ブレーキを踏みましたが間に合わず、ブロックに突っ込み、車はスピンして道路から外れ3回転して止まりました。

車は大破しましたがシートベルトをしていたせいで何とか助かりました。

当時シートベルトはあまりしなかったのですが、その前日にシートベルト着用のお達しが出ていたので、お陰で助かりました。

車はひっくり返った状態で止まり、フロントガラスは粉々に割れました。

 

誰かに車から引き出され、何故かそこにあった救急車に3人とも運ばれました。

フィリピン人は気絶している様子で、ナジームは救急車の中で神にひたすら祈っています。

私も頭を切り、血が右目に入ったみたいで右目が見えませんでしたが、救急車の窓から大きな月が見えたのを覚えています。
 

オーマンの病院に連れて行かれ、すぐに手術をするというのでインド人の看護婦がやってきて、まず縫う辺りの髪を切ると言うのですが、手には10円カミソリを持っています。

嫌な予感がしましたがそんな事は言っていられず、結局その10円カミソリで傷の周りをジョリジョリ剃られました。不思議と痛みは感じませんでした。そして何針か縫われました。

右目については、その後水で洗うと見える様になりました。

 

私たちが事故に遭う前に、車数台が関わる全員死亡の交通事故があり、地元警察がレンガを積んで道路を封鎖していたのです。

何の警告灯も無かったので、そこに突っ込んでしまったわけです。

それで前の事故のために救急車がそこにいたわけです。
ラッキーというかなんというか・・・

 

結局3人とも大した怪我をせずに済みました。

ナジームが私に、「車が何回転して止まったか知っていますか」と聞くので、「そんな事は分かる訳無いだろう」と答えると、3回転したと言っています。何故と聞くと、何回転するか数えていたと言う。

 

やっぱりインド人はたくましい。

author:西川治男, category:ちょっと休憩−海外おもしろ事情, 11:53
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Comment
中東オーマンでの逸話を読んでいて、20数年前に知合いから頂いた本の中にも同じようなエピソードが書かれていたのを思い出しました。確かワンボックスカーは三菱製だったと思いますが・・・。
懐かしく拝読させていただきましたが、自分自身20年以上前に読んだ本の内容をよく覚えていたものだと驚きました。
そういえば、その本を私にくれたのも確か西川治男と言いました。
丹羽 伝昌, 2010/07/29 3:14 AM









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